概要

エンタープライズ向け Java サーバー・ランタイム環境を構築

IBM WebSphere Application Serverは、オンプレミス、パブリック・クラウド、プライベート・クラウド、ハイブリッド・クラウドのいずれの環境でも利用できる、柔軟で安全なJava EE 7の認定を受けたランタイムを提供します。

特徴

  • Javaの業界標準仕様に対応した国内外で最も高いシェアを持つアプリケーションサーバー
  • 用途に応じて、迅速な開発に適した軽量ランタイムから大規模な基幹業務向けのランタイムまでをカバー

機能

  • オンプレミス、オフプレミス、あるいは両方で、ダイナミックなクラウド・アプリケーションとWebアプリケーションの構築、実行、統合、保護、管理を行う高速で高性能なJavaアプリケーション・サーバーです。
  • スピードと柔軟性を実現するように設計されており、オープン・スタンダードのプログラミング・モデルの選択肢も提供して、開発者の生産性を最大限に高めます。
  • 複数のアプリケーション・サーバー・インスタンスにわたるWeb階層型クラスタリングや、最大25台のサーバーのIHSロード・バランシングが可能となるほか、Java Messenger Serviceやその他の機能も使用できます。

ランタイムの種類

WebSphere Application Serverには、2種類のランタイムがあります。

* Traditional ランタイム

WASで行っていた従来の運用を継続したいお客様向きです。
Libertyで対応していないAPI(JAX-RPC, Entity Bean, Common J など)を使用するアプリケーション向け。
Java EE 7 / Java 8 対応を実装した現行の実装が最後のバージョンとなります。

* Liberty ランタイム(今後のおすすめ)

メモリ消費が少なく、高速起動なため、需要に応じて変化する環境に最適
構成及びデプロイ作業がシンプルで、クラウドでの使用、コンテナ環境などにも最適
新しい機能を今後も取り込んで進化を続けます。

Liberty ランタイムへの移行診断ツールをイグアス・テクニカルセミナー第8回(2020/11/27)で紹介しました。

構成イメージ

下記をご参照ください。

Ver 8.5以前のVersionからLibertyへのマイグレーションについては下記をご参照ください。

動作環境

IBM i 7.4, AIX 7.2, Windows Server 2016, Linux, Solaris, HP-UX など。
詳細は Software Product Compatibility Reports でご確認いただけます。

参考価格

  • 基本額(税別) ¥5,694 月額/1仮想プロセッサー・コア

各種前提条件により変わりますので詳細はお問い合わせください。

事例紹介

下記をご参照ください。IBM WebSphere Application Server お客様導入事例