IBM Power Systems Virtual Server検証環境を使用したソルパック様のセキュリティ製品の導入および稼働検証

イグアス社のIBM Power Systems Virtual Server検証環境を使用し、セキュリティ製品の導入および稼働検証を実施しました。対象製品は以下となります。

• Enforcive Enterprise Security
• StandGuard Anti-Virus

イグアス社のIBM Power Systems Virtual Server（以降、Power Virtual Server）における対象製品のサービス化の検討に際し、製品が正常に導入できるか、および正常に稼働するかを検証する必要があり、イグアス社の環境を利用しました。

Enforcive Enterprise Security

制御機能

FTP、ODBC/JDBC等のTCP/IP関連の通信の制御、およびシステム提供、製品提供コマンドの実行制御機能を提供します。ユーザー/グループ単位、IPアドレス範囲、オブジェクト毎に詳細な制御設定が可能です。

監視機能

通信アクセス（5250ログイン、FTP、ODBC/JDBC等）のログ監視機能、ユーザー内部操作ログ（監査ジャーナル、物理ファイルジャーナル）の追跡を補助する機能を提供します。

警告機能

特定の通信アクセス、特定のユーザー内部操作ログに対して警告を発砲する機能を提供します。警告は管理PC端末へのポップアップ表示、メール通知、メッセージキュー等から選択可能です。

レポート機能

Enforciveで管理するログをレポートとして出力する機能を提供します。ユーザー、各種操作を独自にグルーピング可能なカスタム定義や、SQLライクに出力内容をデザイン可能な強力な機能を提供します。

管理クライアント

Enforciveの管理、日々の運用をサポートするGUI（PCクライアント）を提供します。直観的に操作可能なインターフェースで、インシデント発生時のログの追跡などをサポートします。99パーセントの操作をGUIで行えるのはEnforciveならではの特徴です。

StandGuard Anti-Virus

IBM i ネイティブで稼働するウイルス対策製品です。ウイルスが侵入する可能性のある統合ファイル・システム（IFS領域）をMcAfeeのエンジンでスキャンします。

• オンデマンドスキャン、オンアクセススキャン
• McAfeeのスキャンエンジンを使用
• ウイルス定義の自動更新

Power Systems（IBM i）を次の用途で使用しているお客様は必見です。

• PHPでアプリケーション開発をしている
• MySQLを使用している
• Webクエリを使用している
• WebSpereを使用している
• ファイルサーバとして使用している

次のPower Virtual Serverを使用しました。

◆ ロケーション

• データセンター ：東京04

◆ ハードウェア構成

• ハードウェア：S922
• CPUコア数：0.25
• メモリ：8GB
• ディスク容量：180GB

◆ その他

• 一次言語：2962（日本語）
• QCCSID：5026

Enforcive

• 製品導入が正常終了することを確認
• 次の主要機能の操作ができることを確認
  • ログ取得／参照機能
  • レポート出力機能

StandGuard Anti-Virus

• 製品導入が正常終了することを確認
• 次の主要機能の操作ができることを確認
  • ウイルススキャン
  • ウイルス定義更新

イグアス社のIBM Power Systems Virtual Server検証環境を使用して、以下製品の導入と稼働検証を実施し、問題無く使用できることを確認いたしました。

• Enforcive
• StandGuard Anti-Virus

Power Virtual Server環境では通常英語環境（一次言語：2924）で提供されますが、弊社では日本語環境（一次言語：2962）で提供し、ネットワークは「プライベート・ネットワーク接続環境」にて検証していただくことができました。
ソルパック様取り扱い製品の検証結果を元にして、多くのIBM i ユーザー様に安心してご利用いただければと存じます。