概要

株式会社ニッセイコムはデータ移行の案件において移行用のプログラムを都度開発していたが、データ連携ツールを検討する中でETLツールである「Qanat2.0」を採用することで開発効率の向上とコストの削減を図った。

事例先のお客様

企業名:株式会社ニッセイコム様
1974年に株式会社ニッセイソフトウェアセンターとして設立。日立製オフィスコンピュータ用の給与・経理パッケージを開発・販売してきたノウハウを活かし、業務コンサルティングからシステム開発、教育・サポートまでのシステムインテグレーションを提供している。長い歴史を持つ「NC くんシリーズ」を前身としたERPパッケージ「GrowOne Cube」や、さまざまな業務に特化しパッケージを展開。カスタマイズの柔軟性や親身なサポートで高い評価を得ている。

課題

ニッセイコムは親会社である日精株式会社を始めとして、幅広い業種における基幹システムの構築を手がけている。基幹システムの入れ替えで必ずといっていいほど発生するのが旧システムからのデータ移行だが、ニッセイコムでは移行作業のコスト増に悩みを抱えていた。

「それまではデータ移行用のプログラムを都度開発していました。移行作業は1 回やって終わるということはなく、何度も繰り返して実行し、修正を重ねて齟齬を無くしていく作業が必要です。その作業を移行プログラムで実施する場合、修正が発生するたびにプログラムをやりなおしてコンパイルする作業が発生します。この作業にかかる時間と手間がシステム構築全体のコストを圧迫し、お客様にも負担がかかっていました。」

解決策

データ移行におけるツールを検討する中で高機能なEAIツールを検討するも機能が豊富だが不要な機能も多く、ライセンス費用が高額であり逆にコストを圧迫してしまっていた。そこでQanat2.0を検討した結果、コスト感や分かりやすい操作性が要件にマッチし、採用を決めた。

成果

「他社製品は設定項目がとても多く、何かしたいときにどう操作すればよいのか迷うことがありますが、Qanatは項目が絞り込まれている分、直感的に操作できるのですぐ習熟することができます。最初はシンプルさに驚きましたが、実際に使ってみて必要十分なケースが多いと感じました。」とニッセイコム様より操作性についてお言葉をいただいており、コスト削減により顧客メリットにもつながったというお言葉もいただいております。

「移行作業のうち、設計については従来とコストは変わりませんが、プログラム開発については約50%コストを削減できました。コストを圧縮できたことで、顧客にもその分システム構築を安価にご提供できるため、当社だけでなく顧客へのメリットも大きくなります。」

産業廃棄物中間処理業における統合管理システム構築にてQanatを使用
Qanat2.0 連携アダプター

まとめ

Qanat2.0の提案によりエンドユーザーに提案内容の独自性が高く評価され、導入後も活用範囲の広がりが期待されている。基幹システムと他システムの連携を見越してQanatを提案することでエンドユーザーの関心を引き、導入後には分析や連携など追加要望にも対応可能。設定が簡単でコストも抑えられる点が評価されており、他の顧客にも提案を広げている。

Qanat2.0 ETL・データ仮想化Qanat2.0JBCC株式会社
記事提供元
JBCC株式会社
https://www.jbcc.co.jp