IAサーバー上で仮想アプライアンスとしてHMCの機能を提供するvHMCの稼動検証を行いました。

背景・課題

Power Systemの仮想環境を構成するには、従来は専用ハードウェアHMC(Hardware Management Console)が必要でしたが、2015年秋よりこれに加えてIAサーバーの仮想環境(VMware ESXi/KVM/Xen)にHMCと同等機能を構築できるvHMCが提供開始となりました。機能の検証および考慮点(特にHMCとの相違点)を確認するために、vHMCの稼動検証を行いました。

検証のポイント

  • Power Systemの仮想環境構成には、専用ハードウェアを使用するHMCに加えて、IAサーバーの仮想環境で稼動するvHMCも利用可能になりました。
  • vHMCはお客様保有のIAサーバーの仮想化環境に展開可能なので、既存環境の有効活用および初期取得コストの低減に貢献します。
  • vHMCは機能面でHMCと同等です。

検証概要

使用したハード/ソフト

  • Lenovo System x 3650 M5
  • VMware vSphere 6.0
  • vHMC V8R8.6.0

稼動確認の結果、以下のことがわかりました。

  • 導入が容易 - vSphere ClientやvCenter Serverからovaファイルをデプロイするだけで利用可能になります。
  • HMCと同等の機能 - 論理区画の作成・仮想デバイスの作成と割当・論理区画の起動停止など、HMCと全く同じインターフェースで同一機能が使用可能です。
  • HMCと混在可能 - HMCとvHMCは同一環境に混在可能ですので、HMCからvHMCへの移行やHMCとvHMCの冗長構成も容易です。

検証環境概念図

検証環境概念図

vHMC画面(vSphere Clientのコンソール画面)

HMCと全く同じ表示であることがわかります。HMCと同様にWebブラウザーやsshを使用したアクセスも可能です。

vHMC画面

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