概要
FineReportは、帳票作成とデータ可視化を中心に、ローコードによる業務アプリ開発まで対応できるハイブリッド型BIツールです。従来のBIツールが得意とするダッシュボードや分析機能に加え、業務帳票の作成や入力フォームの設計なども一つのプラットフォーム上で実現できます。Excelライクな操作画面を採用しているため専門的なプログラミング知識がなくても帳票やダッシュボードを作成でき、既存のExcel資産を活用しながら業務のデータ化・可視化を推進することが可能です。企業内に分散しているデータを統合し、現場から経営層まで共通のデータをもとに迅速な意思決定を行うためのデータ活用基盤として活用されています。
特徴
FineReportは、データ取得部分をローコードで構築し、帳票やダッシュボードのデザイン・表現設定はドラッグ&ドロップ中心のノーコードで作成できる点が特徴です。データ接続やデータモデルの設計はIT部門が担うことで、既存システムやデータベースとの柔軟な連携を実現し、拡張性の高いデータ基盤を構築できます。一方で、帳票レイアウトやダッシュボードのカスタマイズは現場部門でも対応可能なため、業務ニーズに応じた改善を迅速に行うことができます。このようにIT部門と現場部門の役割を分担することで、データガバナンスを維持しながら野良帳票の増加を防ぎつつ、IT部門への開発依頼や運用負担の軽減も実現します。
機能
FineReportは、帳票作成、ダッシュボード分析、データ入力、モバイル対応などをオールインワンで提供するデータ活用プラットフォームです。Excelライクなデザイン画面を用いて複雑な帳票を作成できるほか、70種類以上のグラフやチャートによるデータ可視化、ドリルダウンや多次元分析などの高度な分析機能にも対応しています。また、OracleやSQL Server、MySQLなどの各種データベースやExcel・CSVなどのファイルと連携し、複数のデータソースを統合して分析することが可能です。さらに入力フォームを作成し、収集したデータをそのまま可視化することもできるため、データ入力から分析・レポート出力までを一つのツールで実現できます。
構成イメージ
動作環境
FineReportは、WindowsやLinuxなどのOS環境で動作し、TomcatやWebLogic、WebSphereなどのアプリケーションコンテナ上で稼働します。データベースはOracle、SQL Server、MySQL、PostgreSQLなど主要なRDBに対応しており、既存システムのデータを直接活用することが可能です。FineReportサーバをオンプレミスやクラウド環境に構築し、ブラウザから帳票やダッシュボードを利用できます。
参考価格
FineReportは、同時接続ユーザー数を基準としたライセンス体系を採用しており、1サーバ単位で価格が設定されています。
ユーザー数ではなく同時接続数で課金されるため、多人数利用でもコストを抑えやすい点が特徴です。
詳細はお問い合わせください。
事例紹介
金融機関では、Excelで行っていた営業店から本部への報告業務に多くの工数がかかっていました。FineReport導入後は、営業店が入力したデータをリアルタイムで共有・可視化できるようになり、報告書作成の自動化と業務効率化を実現しました。これにより、データ確認や意思決定のスピード向上にもつながっています。

