
概要
個人情報漏えい対策
「PCFILTER(ピーシーフィルター)」は、個人情報を含むファイルを高速で自動検出し、管理者による適切な対処と管理を実現します。PCやネットワークドライブ内にある、マイナンバーやクレジットカード番号などの情報が含まれたファイルを素早く検出し、暗号化/削除が可能です。また、データ授受経路の遮断機能を備え、情報漏えいを未然に防ぐことができます。
特徴
個人情報の自動検出と一元管理が可能となり担当者の負担を軽減
個人情報ファイルがどの端末にどれだけの件数を保有しているか確認することができます。また、管理画面上に個人情報保護アクション数の推移や個人情報検出状況などのグラフ表示が可能で、組織内の個人情報の取り扱い状況を一元管理できるため、情報セキュリティ管理者の負担を軽減します。
個人情報ファイルの保護処理を自動で実行
検出した個人情報ファイルの隔離/暗号化/削除の自動保護処理が可能です。管理対象ファイルを隔離/暗号化して安全に保管し、保管が不要となったファイルは完全に削除できます。
外部漏えいを防止
個人情報ファイルの保存媒体への転送/印刷指示/メール添付など、さまざまな外部流出経路を自動で遮断します。PCに保存されている文書や画像ファイル内の主要情報を検知して保護し、流出経路を遮断することで情報漏えいを予防します。意図しない漏えいの心配が減るため、人的ミスを恐れず安心して業務に取り組めます。
管理サーバーをクラウドサービスでご提供
クラウドサービスのため、管理者は管理コンソールをブラウザから確認することができます。管理対象であるクライアント端末には、エージェントをインストールしていただきます。
機能
- 個人情報検査
- PCFILTERは、PCまたはネットワークドライブを効率的にスキャンし、保存されている個人情報を高速で検査します。
- リアルタイム監視、予約検査
- ファイルのオープン/保存/コピー/移動/転送(メール添付)時にマイナンバーや個人情報などが含まれていた場合、リアルタイムで個人情報を検出し、通知を行います。リアルタイムで自動的に個人情報の検査することはもちろん、管理者による強制検査、スケジュール予約による定期検査、検査除外フォルダの設定も可能です。
- イメージ検査
- イメージファイル(JPG、PNG、BMP、PDFなど)内に個人情報および重要情報が含まれているかをOCR機能により検査できます。
- 自動暗号化
- 個人情報が含まれたファイルは、企業セキュリティーポリシーに従い、AES256bit暗号化アルゴリズムによって自動的に暗号化することが可能です。スケジュール予約検査と併用することで個人情報管理の運用負担を軽減します。暗号化されたファイルを編集した後、保存時に自動的に再度暗号化することも可能です。
- ファイル管理
- 業務上、個人情報ファイルの持ち出しなどが必要な場合は、一定期間利用を許可する決裁機能があるため、安全な利用を支援します。設定した期間が過ぎましたら自動的にファイルが保護状態に戻ります。
また、Docx、xlsx、pptx、などの文書ファイルだけでなく、画像ファイル、圧縮ファイルなどに対する個人情報診断が可能です。 - 完全削除
- エンドポイントで検出された個人情報を含む文書、画像ファイルを復元できないように完全に削除します。
- ログ、報告書
- ファイル印刷やコピーなど全ての個人情報の操作ログをサーバーに保存することで、ユーザー/グループ別の統計情報の報告書を提供します。
- 情報漏えい防止
- 情報漏えい防止(DLP、Data Loss Prevention)は、組織内の重要情報およびデータを保護し、外部流出を防止し、保存媒体、印刷、出力、ファイル添付(転送)など、様々な経路で発生しうる情報漏えいを防止する技術です。PCに保存されている文書、画像ファイル内の主要情報を検知して保護し、流出経路を遮断することで情報漏えいを予防します。
構成イメージ
動作環境
管理コンソールブラウザ
- ブラウザ
- Windows Explorer 7.0 以上
Firefox 3.0 以上
Chrome 11 以上
Safari 5.0 以上
PCFILTERエージェント
- OS
- Windows7 以上
- CPU
- Intel Core2 2.4Ghz 以上
- メモリ
- 4GB 以上
- HDD
- 300MB 以上(インストール容量)
- ディスプレイ
- 1024 × 768以上の解像度
参考価格
12,000円
※ 1ライセンスあたりの価格(年額)です。最小購入数は5ライセンスで、購入数量に応じて価格は変動します。