クライアントシステム Phantosys10

概要

ネットワークブート方式シンクライアントシステム

Phantosys10(ファンタシー10)は管理者には一元管理による管理コストの低減、ユーザーには多様な授業環境を提供します。
タブレットPCを使った小教室から複数キャンパスに渡るデスクトップPCやノートPCが混在する大規模環境、データセンター運用など幅広い運用に対応いたします。
導入実績に裏付けられた安定性と豊富な機能で管理負担の軽減と多様な運用を実現します。

特徴

ハイブリット・シンクライアント

  • クライアントのハードウェアを使った高速起動と高いアプリケーションの互換性を維持しつつ、デスクトップPCはネットワークブート、ノートPCはローカルブートと用途に合わせて起動方式が選べます。ネットワークブートならではの運用性とローカルブートによる利便性をシームレスに提供します。

PC管理の悩み

  • 環境の統一やセキュリティ、アプリケーションの更新、障害対応等PCの維持管理の課題をサーバーによるイメージの一元管理で解決します。

圧倒的な実績

  • 13万クライアント以上の実績を誇り、小学校から大学まで幅広い環境での実績がございます。
  • 2008年の発売からローカルキャッシュ機能を搭載するなど、一環した設計思想で13年間ノウハウを蓄積しています。
  • 豊富な導入運用経験で、どのような環境でも安定した運用を提供します。

機能

差分管理
  • 1つのイメージファイルに、複数の起動イメージを「差分」として保持し、ディスクの利用効率を向上します。各差分は独自、スナップショットのように、ロールバックしても新しいイメージが削除されることはありません。世代管理は無制限に作成できます。
ローカルキャッシュ
  • クライアントのハードディスクの一部をキャッシュとして利用します。ネットワークとサーバーの負荷を軽減し安定した起動を実現します。キャッシュ内も差分管理されているので少ないディスク容量で複数イメージを起動できます。イメージ更新後も過去のキャッシュを利用するので、更新直後の起動も高速です。Linux OSもキャッシュが利用できます。
フルキャッシュ機能
  • 起動イメージを全てキャッシュさせることができます。起動中にネットワークが切れてもそのまま使用できます。
ピアツーピアコピー
  • フルキャッシュ時のイメージコピーを複数のクライアント間で行います。サーバーの負荷を抑え、トラフィックもスイッチ内に収まるため、短時間にイメージを展開できます。ユニキャスト通信によりセグメントを超えた配信も制限なく行えます。
可用性
  • 冗長機能でサーバーに障害があっても運用を継続でき、ロードバランス機能でサーバー負荷を軽減します。
  • PCの起動中にサーバーダウンしても、フェイルオーバー機能で他のサーバーに自動接続。
  • 運用中でもイメージ更新作業が可能です。
クライアントログ管理ツール Log Village Lite(オプション)
  • 起動イメージ
    起動イメージ、キャッシュ残量、起動にかかった時間を収集し確認できます。また、起動時間やキャッシュ残量が閾値をこえた場合メールを管理者へ送信することができます。
  • Webアクセス
    ブラウザの閲覧履歴を収集し、誰が、何時、どのWebサイトを閲覧したか確認できます。
  • ログオン履歴
    ログオン履歴を収集できます。ユーザー別のPCとOSの履歴管理も可能です。
  • イベントログ収集
    各クライアントで発生するエラーや警告のイベントを収集できます。

構成イメージ

Phantosys10 構成イメージ

動作環境

システム最低要件

サーバ
CPU
Xeon 2.0GHz メモリ8GB 以上 ※1
対応仮想環境
VMware vSphere/Hyper-V ※2
ハードディスク
SAS接続(RAID10 推奨)容量についてはご相談ください
OS
Windows Server 2016/2019/2022
クライアント
CPU
Celeron2.0GHz メモリ4GB以上
ハードディスク
ローカルキャッシュ使用時必要 SSD推奨
BIOS
PXE2.0以上、WakeOn LAN レガシー/UEFI、セキュアブート対応 ※4
OS
Windows 8.1/10/11(64bit)※5、Linux(64bit)※6
ネットワーク
規格
1000BaseT以上(有線)※7、無線LAN(ローカルブートマネージャー起動時)※8(IEEE802.11ac推奨)、複数セグメント、外部DHCP対応 ※9
Log Village Lite
OS
Windows Server 2016/2019/2022 ※10
ハードディスク
マネージャーにログ保存領域が必要
※1 クライアント台数などで必要な機器の構成が異なります、ご相談ください。USB空きポートが必要です。 ※2 仮想環境の構成はお問い合わせください。別途USBディバイスサーバーが必要です。 ※3 BIOS自動アップデートは無効を推奨します。 ※4 Windows11のみ対応。各クライアントにキーファイルのインストールが必要です。 ※5 クライアントにはWindowsのVDAライセンスが必要です。Microsoft WindowsやMicrosoft Officeの認証にKMSホストが必要です。 ※6 対応Linuxはお問い合わせください。コンダクターでは機能制限があります。Log Village Liteではオプション対応となります、また一部機能制限があります。 ※7 LANケーブルはCat6を推奨、タブレットPCの場合は、別途有線LANアダプタが台数分必要です。 ※8 無線LAN用に別途DHCPサーバーが必要です。 ※9 外部DHCPの場合、IPを固定することで、セグメント越えのWake On LANに対応できます。 ※10 クライアントの台数に応じてPollingサーバーを追加する必要があります。教室状況表示およびリモートアクセスマネージャーを使用するには別途サーバーが必要です。構成はお問い合わせください。 ※ 最新の情報につきましては、弊社担当営業までご確認いただけますようお願いいたします。

参考価格

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