概要
LoadStar Scheduler(ロードスター スケジューラー)は、システム運用管理者による視点で開発されたジョブ管理ツールです。
10年以上の販売実績があり、業務効率化やコスト削減に大きな成果を挙げています。大規模ジョブ管理に特有の管理体系・構造も踏襲しており、大手ジョブ管理ツールからの移行も容易です。
また、OSS(オープンソース・ソフトウェア)でデファクトスタンダートの監視ツール「Zabbix」との親和性も高く「監視」と「ジョブ管理」による最適な運用管理を実現し、運用コストの削減を可能にします。(※他の監視ツールとも連携可能です)
特徴
マニュアル不要・直感的な操作感
- ジョブの登録は、1つの画面で必要事項を上から順に入力していくだけで簡単に完了します。
(複数の画面を触る必要がありません) - 画面上のジョブアイコンをドラッグ&ドロップするだけでジョブ操作が可能です。
- 表示項目にオンマウスすれば説明が表示されるので、経験の少ない運用担当者でもマニュアルなしで設計・運用ができます。
わかりやすいフロー・ジョブステータス
- 優れたジョブアイコンのデザインにより、複雑なフロー形式の定義データも容易に理解・判別できます。
- ジョブアイコンに表示される「開始時間」「終了予測時間」「進捗インジケーター」により、ジョブステータスをリアルタイムに把握できます。(特許取得)
ジョブ登録内容の事前チェックによる運用工数の削減
- ジョブ実行先のサーバの存在確認、スケジュールの論理矛盾のチェック機能など、登録内容の事前チェックが可能です。
- 本機能により登録ミスによる障害を未然に防ぎことができ、対応にかかる工数と運用コストの削減につながります。
シンプルなライセンス体系とトータルコストの削減
- 他社製の商用ジョブ管理ツールの多くはOS種別やCPU/コア数に応じたライセンス体系ですが、LoadStar Scheduler は導入環境に依存せず、インストールするサーバ台数に応じたライセンス体系となっております。
- ライセンス+保守料金というライセンス体系なので、利用年月によってサブスクモデルの製品よりもトータルコストが下がります。
他社のジョブ管理ツールからの移行が容易
- 大手のジョブ管理ツールからの移行が容易で、移行によって運用コストを大きく削減した実績がございます。
- 移行するための現状分析やサポートも可能ですので、詳しくはお問い合わせください。
機能
- 管理
- ユーザ登録・権限設定、エージェント登録・状態確認、システム環境の設定を行うことができます。例えば、システムの基準時刻の設定や、実行履歴の保存期間設定、DBバックアップ設定やログ出力などがGUIにて操作が可能です。
- ジョブ設定
- ジョブ登録や、ジョブの実行設定を行うことができます。
登録した定義データを有効にするには「コミット」という手続きを行う為、本番スケジュールに影響を与えず安全に登録作業を行うことができます。 - スケジュール設定
- LoadStar Scheduler Manager が持つ「マスターカレンダー」以外に複数のカレンダーが登録できます。ジョブネット毎に任意のカレンダーの設定ができます。
ジョブやジョブネットには様々なサイクルでのスケジュール設定ができます。 - 情報表示
- 階層形式、フロー形式でジョブ状況が表示されます。
これまでに実行したスケジュールが、過去にどのような結果であったかを、実行世代一覧にて確認することができます。
ジョブアイコンに表示される「ジョブ進捗インジケータ」(特許取得)により、ジョブの開始時間・終了予測時間・進捗状況を確認することができます。 - 監視・通知
- ジョブネット、ジョブが開始または終了した際にポップアップメッセージにて通知されます。
ジョブ、ジョブネットの遅延監視(開始遅延/終了遅延)も可能で結果はログに出力されます。
このログを監視することで、例えば、Zabbixといった監視ツールと連携することができます。ジョブの異常終了や、開始遅延などが発生した場合、監視ツールによる高度な通知を行うことができます。 - インポート・エクスポート
- ジョブやカレンダーといった定義情報をはじめ、ジョブの実行履歴や実行予定等をインポート・エクスポート(CSV形式)することが可能です。
定義情報のエクスポート・データはバックアップとしても使用できます。 - クラウド対応
- AWSやAzureのクラウドサービス、その他VMwareなどの仮想環境でも、本製品をご利用頂くことが可能です。
ライセンス費用はオンプレもクラウドも同額です。高額になりがちなクラウド版ですが、オンプレ環境でのシステムをそのままの形で、同じ運用コストでクラウドへの移行することができ、コスト削減を実現します。
構成イメージ

システム要件
「LoadStar Scheduler - Manager」の導入サーバの推奨スペックは以下の通りとなります。
LoadStar Scheduler - Manager ハードウェア(Manager version:V1.9)
- CPU:x86-64アーキテクチャ 2.0GHz/4コア以上
- Memory:12GB以上
- Disk:200GB以上
推奨スペック環境でのジョブ実行上限は「7万ジョブ/1日」を指標値としています。
同時実行ジョブ数や実行するジョブ内容によりサイジングは異なります。
動作環境
LoadStar Scheduler Manager
- 対応OS
- Red Hat Enterprise Linux 8.8~8.10 64bit ※
Red Hat Enterprise Linux 9.0~9.5 64bit ※
AlmaLinux 9.3 64bit ※ - ミドルウェア
- MariaDB 10.5.x
Apache 2.4.x
Tomcat 9.0.x
JDK 17.0.x
LoadStar Scheduler Agent
- 対応OS
- Windows Server 2019 64bit / 2022 64bit / 2025 64bit
Red Hat Enterprise Linux 8.7~8.10 64bit ※
Red Hat Enterprise Linux 9.0~9.5 64bit ※
AlmaLinux 9.3~9.5 64bit ※
Rocky Linux 9.3~9.5 64bit ※
参考価格
LoadStar Schedulerの価格は、コア数に依存しない価格設定となり、インストールする台数分お求めいただく必要がございます。
【ライセンス】
- LoadStar Scheduler Managerライセンス:80万円
- LoadStar Scheduler Agentライセンス:6万円
【年間保守サポート】
- LoadStar Scheduler Manager年間保守サポート:20万円/年
- LoadStar Scheduler Agent年間保守サポート:2万円/年
<特記事項>
- 上記価格は、IAサーバ向けのご参考価格となります。(その他サーバ向けの参考価格はお問い合わせ願います)ライセンスは、CPUコア数には依存いたしません。
- 記載内容は、予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。
- 【年間保守サポート】は初年度から発生します。
- LoadStar Scheduler Managerが冗長構成の場合には、LoadStar Scheduler Managerライセンスは2式必要となります。
- LoadStar Scheduler Manager用の試験・開発環境にもLoadStar Scheduler Managerライセンスが必要となります。
- LoadStar Scheduler Agentライセンスは、インストール台数分のライセンスが必要となります。